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変形性膝関節症は注射で治る?最新研究でわかった運動療法の重要性|札幌市西区琴似

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変形性膝関節症は注射で治る?最新研究でわかった運動療法の重要性|札幌市西区琴似

変形性膝関節症は注射で治る?最新研究でわかった運動療法の重要性|札幌市西区琴似

2026/06/27

変形性膝関節症は「注射を打てば良くなる」のか?
最新研究から見る、注射と運動療法の本当の役割

膝が痛いと、病院で「注射をしましょう」と言われることがあります。
しかし、最新の研究や診療ガイドラインを見ると、注射だけで膝が根本的に良くなるとは考えにくいことがわかってきています。

変形性膝関節症で悩んでいる方の中には、 「注射を打てば何とかなる」 「痛くなったらまた注射をすればよい」 と考えている方も少なくありません。

もちろん、注射がまったく意味のない治療というわけではありません。 痛みが強い時期に炎症を抑えたり、一時的に動きやすくしたりする目的では役立つことがあります。

ただし、大切なのはここです。

注射は痛みを一時的に軽くすることはあっても、膝に負担がかかっている原因そのものを変える治療ではありません。

膝に負担がかかる原因には、太ももの筋力低下、股関節や足部の使い方、歩き方、体重のかけ方、姿勢、バランス能力の低下などが関係します。

つまり、膝の中に注射をしても、 膝に悪い使い方支える筋力の低下がそのままであれば、痛みを繰り返しやすいのです。

変形性膝関節症とは?

変形性膝関節症とは、膝関節の軟骨や半月板、骨、滑膜などに変化が起こり、痛みや腫れ、動きにくさが出る状態です。

よく「軟骨がすり減っている」と説明されますが、実際には軟骨だけの問題ではありません。 膝にかかる力の方向、筋力、歩き方、体重、日常生活の動作が複雑に関係しています。

変形性膝関節症で本当に考えるべきことは、
「膝の中だけ」ではなく、「膝にどのような負担がかかっているか」です。

関節注射にはどんな種類がある?

変形性膝関節症で行われる関節注射には、主に以下のようなものがあります。

注射の種類 主な目的 注意点
ステロイド注射 炎症や痛みを短期的に抑える 効果は一時的。頻回に繰り返す場合は慎重な判断が必要。
ヒアルロン酸注射 関節内の潤滑や痛みの軽減を目的に使われる 日本ではよく使われるが、海外ガイドラインでは評価が分かれる。
PRP注射 自己血液由来の成分を使い、痛みや機能改善を狙う 研究は増えているが、方法の標準化や費用面に課題がある。

注射は「痛みを軽くする手段」の一つです。 しかし、筋力低下や歩き方の問題を修正する治療ではありません。

最新研究では、注射と運動療法はどちらが有効?

近年の研究では、変形性膝関節症に対して、注射と運動療法を比較した研究が報告されています。

その中でも重要な研究では、変形性膝関節症の方を 「理学療法を受ける群」「ステロイド注射を受ける群」 に分けて比較しました。

結果は、1年後には理学療法を受けた人の方が、痛みや日常生活の機能が良好でした。

これは非常に大切な結果です。 注射は短期的に痛みを抑える可能性があります。 しかし、長い目で見ると、身体の使い方や筋力を改善する運動療法の方が、生活機能の改善につながりやすいと考えられます。

注射をしても、なぜ膝の痛みを繰り返すのか?

注射で一時的に痛みが軽くなっても、次のような問題が残っていると、膝への負担は続きます。

  • 太ももの前側、後ろ側、お尻の筋力が低下している
  • 立った時に膝が内側へ入りやすい
  • 足部が過回内し、すねや太ももが内側へねじれやすい
  • 片脚で身体を支えるバランス能力が低下している
  • 歩く時に膝へ衝撃が集中している
  • 痛みをかばって、さらに動き方が悪くなっている

このような状態では、膝の中に注射をしても、日常生活でまた膝に負担がかかります。

痛みが引いた=膝が治った、ではありません。
痛みが軽くなったタイミングこそ、正しい運動療法で膝を支える力を取り戻すことが重要です。

運動療法で何を変えるのか?

変形性膝関節症に対する運動療法では、単に「筋トレをする」だけでは不十分です。

大切なのは、膝に負担がかかっている原因を評価し、その人に必要な運動を選ぶことです。

1. 膝を支える筋力を戻す

膝関節を安定させるためには、大腿四頭筋だけでなく、ハムストリングス、お尻の筋肉、股関節周囲の筋肉も重要です。

特に、歩く・階段を降りる・立ち上がるといった動作では、膝だけでなく股関節や体幹の働きも関係します。

2. 膝に負担がかからない動き方を身につける

スクワットや立ち上がり動作で膝が内側に入る、歩行時に膝がぶれる、片脚で支えられないなどの動きは、膝の痛みを繰り返す原因になります。

そのため、運動療法では筋力だけでなく、膝・股関節・足部を連動させて使う練習が必要です。

3. 歩き方と荷重バランスを改善する

変形性膝関節症では、歩く時に膝の内側へ負担が集中しやすい方が多くいます。

足のつき方、重心の移動、股関節の使い方を確認し、膝にかかるストレスを減らすことが大切です。

注射は悪い治療なのか?

いいえ、注射が悪い治療というわけではありません。

痛みが強く、運動ができない状態では、注射によって痛みを一時的に抑え、運動療法に入りやすくすることがあります。

注射は、「痛みを下げる補助」
運動療法は、「膝に負担がかかる原因を変える治療」です。

つまり、注射をするかどうかよりも大切なのは、 注射をした後に何をするか です。

痛みが軽くなったのに、筋力も歩き方も体重のかけ方も変わらなければ、また痛みを繰り返す可能性があります。

リハビリジムで行うべきこと

リハビリジム プライズネスでは、変形性膝関節症の方に対して、ただ筋トレを行うのではなく、まず身体の状態を確認します。

  • 膝の痛みがどの動作で出るのか
  • 立ち上がりや階段で膝が内側に入っていないか
  • 歩く時の重心移動に問題がないか
  • 太もも・お尻・体幹の筋力が十分か
  • 足部や股関節の動きが膝に影響していないか
  • 自宅で安全に続けられる運動は何か

膝の痛みは、膝だけを見ても解決しないことがあります。 身体全体の使い方を確認し、膝にかかる負担を減らしていくことが大切です。

まとめ:注射だけに頼らず、膝を支える力を取り戻しましょう

変形性膝関節症に対する注射は、痛みを一時的に軽くする目的では役立つことがあります。

しかし、研究やガイドラインを見ると、痛みや生活機能を長期的に改善するためには、運動療法が非常に重要です。

膝の痛みを本気で改善したいなら、
「注射で痛みを抑える」だけで終わらせないこと。

痛みを繰り返さないためには、膝を支える筋力、歩き方、バランス、体重のかけ方を見直す必要があります。

「注射をしているけど、なかなか良くならない」
「膝の痛みで歩くのが不安」
「手術になる前にできることをしたい」

そのような方は、一度、膝に負担がかかっている原因を確認してみてください。

札幌市西区琴似で、膝の痛み・変形性膝関節症の運動相談を行っています

リハビリジム プライズネスでは、理学療法士が身体の状態を確認し、膝に負担をかけにくい運動方法を提案します。

病院での治療と併用しながら、日常生活で歩きやすい身体づくりを目指しましょう。

📍札幌市西区琴似2条3丁目1-1 チェストオオイビル3階
☎ 011-600-6048
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よくある質問

Q. 膝の注射はやめた方がいいですか?

自己判断でやめる必要はありません。注射は痛みを一時的に軽くする目的で役立つことがあります。ただし、注射だけに頼るのではなく、痛みが軽くなった時期に運動療法を行うことが大切です。

Q. 変形性膝関節症でも運動して大丈夫ですか?

多くの場合、適切な運動は痛みや身体機能の改善に役立ちます。ただし、炎症が強い時期や痛みが強い場合は、運動の種類や量を調整する必要があります。

Q. どんな運動をすればよいですか?

太ももやお尻の筋力トレーニング、立ち上がり練習、バランス練習、歩き方の改善などが重要です。ただし、膝の状態や痛みの出方によって必要な運動は異なります。

Q. 病院に通いながらリハビリジムを利用できますか?

はい。医師から運動の許可が出ている方であれば、病院での治療と併用して運動療法を行うことができます。

参考文献・参考資料

  • Deyle GD, et al. Physical Therapy versus Glucocorticoid Injection for Osteoarthritis of the Knee. New England Journal of Medicine. 2020.
  • American Academy of Orthopaedic Surgeons. Management of Osteoarthritis of the Knee (Non-Arthroplasty), Clinical Practice Guideline. 2021.
  • 日本整形外科学会. 変形性膝関節症診療ガイドライン2023.
  • Brumini C, et al. Effectiveness of prior intra-articular corticosteroid injection in elderly patients with knee osteoarthritis undergoing progressive resistance training: a randomized controlled trial. Advances in Rheumatology. 2025.
  • Brumini C, et al. Exercises plus intra-articular injection for knee osteoarthritis: a systematic review with meta-analysis. Advances in Rheumatology. 2025.
  • Yan L, et al. Comparative efficacy and safety of exercise modalities in knee osteoarthritis: systematic review and network meta-analysis. BMJ. 2025.

※本記事は医学研究や診療ガイドラインをもとに、一般の方向けにわかりやすくまとめたものです。診断や治療方針の決定は、医師の診察を受けたうえで行ってください。

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