株式会社プライズライフ

要支援になる主な原因は「衰弱・関節疾患・骨折・転倒」|健康寿命を守るために知っておきたい身体のサイン【札幌・琴似】

予約はこちらから お問い合わせはこちらから

[営業時間] 10:00〜21:00 (19:00~21:00・日祝は完全予約制)
[定休日] 不定休

要支援になる主な原因は「衰弱・関節疾患・骨折・転倒」|健康寿命を守るために知っておきたい身体のサイン【札幌・琴似】

要支援になる主な原因は「衰弱・関節疾患・骨折・転倒」|健康寿命を守るために知っておきたい身体のサイン【札幌・琴似】

2026/08/05

介護は、ある日突然始まるわけではありません

「昨日までは元気だったのに、今日から介護が必要になった。」 そのようなイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん、 脳卒中や大きな骨折など、 突然生活が変わる病気やケガもあります。

しかし、 実際には、 多くの方は少しずつ身体機能が低下し、 生活の中で困ることが増え、 要支援や要介護へ移行していきます。

つまり、 介護が必要になる前には、 身体が出しているサインがあることが少なくありません。

「まだ大丈夫」 その小さな変化を見逃さないことが、 健康寿命を延ばす第一歩です。


2025年 国民生活基礎調査で分かった「要支援」の主な原因

厚生労働省が公表した2025年国民生活基礎調査では、 要支援となった主な原因に変化がみられました。

要支援になる主な原因(2025年)

  1. 高齢による衰弱(17.7%)
  2. 関節疾患(14.8%)
  3. 骨折・転倒(14.7%)

2022年調査では「関節疾患」が第1位でしたが、 2025年調査では「高齢による衰弱」が第1位となりました。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

この結果は、 介護予防を考えるうえで非常に重要な意味があります。

なぜなら、 上位に並んでいる原因は、 がんや脳卒中のように突然発症する病気ではなく、 日々の身体機能や活動量と深く関係しているもの だからです。

つまり、 要支援になる前には、 身体が少しずつ変化している可能性があります。

「高齢による衰弱」とは、年齢そのものではありません

2025年の国民生活基礎調査では、 要支援になる原因の第1位は 「高齢による衰弱」 でした。

しかし、 「衰弱」と言われても、 どのような状態なのかイメージしにくい方も多いのではないでしょうか。

実は、 衰弱とは単に年齢を重ねたことではありません。

年齢を重ねても、 元気に旅行へ行き、 趣味を楽しみ、 毎日散歩をしている90代の方もたくさんいます。

一方で、 70代でも歩くことが難しくなり、 介護が必要になる方もいます。

つまり、 「年齢=衰弱」 ではないのです。


衰弱とは「身体の予備力」が低下した状態です

医学では、 このような状態を フレイル と呼ぶことがあります。

フレイルとは、 健康な状態と介護が必要な状態の中間に位置する段階です。

まだ自分で生活できていても、 身体の予備力が低下しているため、 病気や転倒などをきっかけに、 急激に生活機能が低下しやすい状態を指します。

フレイルでよくみられる変化

  • 歩く速度が遅くなった
  • 疲れやすくなった
  • 体重が減ってきた
  • 筋力が低下してきた
  • 外出する回数が減った
  • 人と会う機会が少なくなった

こうした変化は、 一つひとつは小さなものです。

しかし、 そのまま放置すると、 さらに身体を動かす機会が減り、 要支援や要介護につながる可能性があります。


筋力が落ちると、活動量も落ちていきます

理学療法士として多くの方をみてきた中で、 最も感じるのは、 「筋力低下」と「活動量低下」は切り離せない ということです。

例えば、 太ももの筋力が低下すると、 立ち上がりや階段が大変になります。

すると、 自然と歩く距離が短くなり、 外出する回数も減っていきます。

身体を動かさなくなることで、 さらに筋力は低下します。

悪循環が始まります

筋力低下
↓ 歩く量が減る
↓ 活動量が減る
↓ さらに筋力低下
↓ 転倒しやすくなる
↓ 要支援へ近づく

この悪循環は、 ある日突然起こるものではありません。

数年という時間をかけて、 少しずつ進行していくことが多いのです。

だからこそ、 「まだ困っていないから大丈夫」 ではなく、 小さな変化の段階で身体を動かし続けることが、 健康寿命を延ばすためには重要になります。

要支援の原因 第2位「関節疾患」、第3位「骨折・転倒」

2025年国民生活基礎調査では、 要支援になる原因の上位に 「関節疾患」 「骨折・転倒」 が続いています。

これらに共通しているのは、 「身体を動かすことが難しくなる」 という点です。


膝や腰が痛いだけで、本当に身体は変わるのでしょうか?

「少し膝が痛いだけだから大丈夫。」 「腰痛は年齢のせいだから仕方がない。」 そのように考えている方は少なくありません。

もちろん、 膝や腰に痛みがあっても、 すぐに介護が必要になるわけではありません。

しかし、 問題は痛みそのものではなく、その後の生活の変化です。

痛みがあると、 自然と歩く距離が短くなります。

階段を避けるようになります。

買い物へ行く回数が減ります。

趣味や外出も少なくなります。

つまり、 身体を動かす機会そのものが減ってしまう のです。

痛みから始まる悪循環

膝・腰が痛い
↓ 歩く量が減る
↓ 筋力が低下する
↓ さらに歩きづらくなる
↓ 外出が減る
↓ 生活機能が低下する

この悪循環は、 理学療法士として多くの方を担当する中でも、 非常によく経験する経過の一つです。


転倒は「結果」であり、「原因」があります

骨折・転倒も、 突然起こるように見えるかもしれません。

しかし、 転倒する方の多くは、 その前から身体機能の変化が始まっています。

  • 歩幅が小さくなった
  • 歩く速度が遅くなった
  • つまずくことが増えた
  • 片脚で立つことが難しくなった
  • 階段で手すりを使うようになった
  • 立ち上がる時に手を使うようになった

こうした変化は、 年齢だけで起こるわけではありません。

筋力、 バランス能力、 柔軟性、 歩行能力など、 複数の身体機能が少しずつ低下することで現れてきます。

つまり、 転倒は突然起こる事故ではなく、 身体から出ているサインを見逃した結果として起こる場合も少なくありません。

「転ばなかったから大丈夫」ではありません

つまずく回数が増えた。 歩く速度が遅くなった。 外出が減った。

こうした小さな変化は、 身体が出している重要なサインかもしれません。

転倒してから対策を始めるのではなく、 転倒する前から身体機能を維持することが、 健康寿命を守るためには大切です。

要支援になる原因の上位を見ると、 共通しているのは、 「身体機能の低下が生活機能の低下につながる」 ということです。

だからこそ、 健康寿命を延ばすためには、 痛みを我慢することでも、 できるだけ安静にすることでもなく、 身体機能を維持し続けることが重要になります。


「年齢だから仕方がない」で終わらせないために

今回ご紹介した2025年国民生活基礎調査では、 要支援になる原因の上位は、

  • 高齢による衰弱
  • 関節疾患
  • 骨折・転倒

でした。

この結果から分かることは、 要支援になる原因の多くは、 身体機能の変化と深く関係している ということです。

もちろん、 年齢を重ねれば誰でも身体は変化します。 筋力も、 バランス能力も、 回復力も、 少しずつ低下していきます。

しかし、 「年齢を重ねること」と 「何もしないこと」 は全く違います。

年齢は変えられません。 しかし、 身体を動かす習慣は、 今日からでも変えることができます。


身体は、何歳からでも変わる可能性があります

近年の研究では、 高齢になってからでも、 適切な運動によって筋力や歩行能力、バランス能力の改善が期待できることが数多く報告されています。

もちろん、 20代や30代と同じように身体が変化するわけではありません。

しかし、 「もう年だから何をしても変わらない」 という考え方は、 現在の研究結果とも一致しません。

実際に私たちの施設でも、 80代、90代になってから運動を始め、 歩く距離が延びたり、 階段が楽になったり、 外出の機会が増えたりする方を数多く経験しています。

介護予防とは、 特別な運動をすることではありません。

歩ける身体を維持すること。 立ち続けられる身体を維持すること。 好きな場所へ出かけられる身体を維持すること。

その積み重ねが、 健康寿命を延ばすことにつながります。

第3回のまとめ

要支援は、 ある日突然始まるものではありません。

歩く速度が遅くなる。 立ち上がりが大変になる。 外出が減る。 転びそうになる。

こうした小さな変化が、 身体からのサインです。

その変化に早く気付き、 身体を動かし続けることが、 健康寿命を守る第一歩になります。


次回予告

ここまでは、 要支援になる主な原因についてお話ししました。

では、 要介護になる主な原因は何でしょうか。

2025年国民生活基礎調査では、 要介護になる原因の上位は、

  • 認知症
  • 骨折・転倒
  • 高齢による衰弱

でした。

認知症と身体機能は、 別々の問題として考えられがちですが、 近年では互いに影響し合うことが数多く報告されています。

次回は、 「要介護になる主な原因」 を最新データと研究結果をもとに詳しく解説します。


健康寿命シリーズ

第1回
女性の2人に1人が90歳まで生きる時代へ
https://prizenes.com/blog/detail/20260803112306/

第2回
平均寿命と健康寿命は同じではない
https://prizenes.com/blog/detail/20260804114931/

第3回
要支援になる主な原因は「衰弱・関節疾患・骨折・転倒」|足腰の小さな変化を見逃さない (現在の記事)

----------------------------------------------------------------------
リハビリジム プライズネス
〒063-0812
北海道札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階
電話番号 : 011-600-6048


札幌の高齢者向けリハビリジム

札幌で痛みの根本からの改善なら

札幌で病気後の身体をサポート

----------------------------------------------------------------------

当店でご利用いただける電子決済のご案内

下記よりお選びいただけます。