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変形性膝関節症は運動が治療の中心|痛みがあっても安全に鍛える方法|札幌 琴似

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変形性膝関節症は運動が治療の中心|痛みがあっても安全に鍛える方法|札幌 琴似

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2026/07/23

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変形性膝関節症 全5回シリーズ・第2回 | 理学療法士が文献ベースで解説

変形性膝関節症で「運動した方がよい」と言われても、何をどのくらい行えばよいか分からず、不安になる方は少なくありません。世界のガイドラインは、運動を痛みと機能を改善する中心的な治療として推奨しています。痛みを悪化させず、長く歩くための運動を具体的に解説します。

監修:リハビリジム プライズネス(理学療法士) / 最終更新日:2026年7月22日 / 読了:約11分

痛みを我慢して歩き続ける記事ではありません
適切な運動療法は、痛みや腫れ、体力、持病に合わせて負荷を調整します。強い痛みを無視した長距離歩行と、状態を評価して行う運動は別のものです。

第2回:変形性膝関節症は、運動が治療の中心です

主要な診療ガイドラインが共通して勧めているのは、患者教育、運動、必要に応じた体重管理です。これは「運動しか方法がない」という意味ではなく、薬、注射、装具、手術を検討するときにも、身体機能を支える土台として運動が必要だという意味です。

米国AAOSは、監督下・自主・水中を含む運動を、運動を行わない場合より痛みと機能の改善に推奨しています。2024年の臨床ケア基準も、本人の能力、優先したいこと、好みに合わせて運動を選ぶことを重視しています。

運動は、軟骨を直接再生させるためだけに行うのではありません

運動によって変えられるもの
・大腿四頭筋と殿筋の筋力
・膝を伸ばす、曲げる可動域
・片脚に体重をかける能力
・歩行速度と持久力
・体重、血糖、心肺機能
・転倒への不安と運動への自信
・外出や社会参加の機会

痛みのある膝を支えるのは、関節そのものだけではありません。膝を伸ばす筋肉、股関節、足関節、体幹が協力して、立ち上がりや歩行を行います。筋力と動作が変われば、同じ関節でも負担のかかり方と生活のしやすさが変わります。

2025年のBMJ研究では、有酸素運動が全体として有望

2025年のネットワークメタ解析では、217件のランダム化比較試験、1万5,684人が分析されました。有酸素運動は、痛み、機能、歩行、生活の質に対して、全体として最も有益である可能性が示されました。

ただし、これは「筋力トレーニングは不要」という意味ではありません。筋力、神経筋・バランス、水中、心身運動などにも効果があり、実際の治療では複数を組み合わせます。

痛みが強い方に、いきなり長時間のウォーキングを勧めるのは適切ではありません。
自転車、水中運動、短時間の歩行、椅子での筋力運動などから始め、膝の反応を見ながら増やします。

何をすればよいのか:5種類の運動を組み合わせる

  • ① 膝を伸ばす筋力 椅子から立つ、階段、膝折れを防ぐために大腿四頭筋を鍛えます。
  • ② 股関節・体幹の筋力 殿筋と体幹を使い、膝だけへ負担が集中しにくい動きを作ります。
  • ③ 関節可動域 膝が伸びきらない状態は、立位と歩行の負担を増やします。痛みを見ながら伸展・屈曲を保ちます。
  • ④ バランス・神経筋練習 左右の荷重、方向転換、段差、足の位置調整を練習します。
  • ⑤ 有酸素・実用歩行 自転車、短時間歩行、水中運動などから、生活に必要な距離へ近づけます。

運動中の痛みをどう判断するか

運動中に軽い痛みが出ること自体は、必ずしも損傷を意味しません。重要なのは、運動後に大きく腫れないか、翌日に元の状態へ戻るか、歩き方が崩れていないかです。

続けながら調整できることが多い反応
軽い違和感、筋肉の疲労、短時間で落ち着く痛み

負荷を下げて相談したい反応
翌日も強い痛みが続く、大きく腫れる、夜間痛が増える、膝が抜ける、歩き方が大きく崩れる

運動は「正しい種目」より、継続できる設計が大切

効果のある運動でも、週に一度だけ思い出したときに行うのでは十分ではありません。一方、毎日強い負荷をかけて痛みが増え、やめてしまうのも問題です。運動を続けるには、本人の生活、体力、痛みの波に合わせて、量と負荷を設計する必要があります。

運動の目標は、運動そのものを上手になることではありません。
買い物へ行く、地下鉄に乗る、旅行する、庭仕事をする。その生活に必要な力を取り戻すことが目標です。

リハビリジム プライズネスでできること

膝伸展筋力、歩行、立ち上がり、姿勢、足圧を測り、どの部分が歩行や階段を妨げているかを確認します。運動後の反応を見ながら、負荷、回数、歩行量を調整します。自己流のスクワットやウォーキングで痛みが増えた方もご相談ください。

何をどの程度すればよいか、一緒に決めませんか。
筋力と歩行を数値で確認し、膝の状態と生活目標に合わせた運動量をご提案します。運動すると痛む方、どこまで動いてよいか不安な方もご相談ください。
完全予約制/地下鉄東西線「琴似」駅 徒歩約5分(札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階)

参考文献

1. Australian Commission on Safety and Quality in Health Care. Osteoarthritis of the Knee Clinical Care Standard. 2024.

2. American Academy of Orthopaedic Surgeons. Management of Osteoarthritis of the Knee (Non-Arthroplasty), 3rd ed. 2021.

3. Yan L, et al. Comparative efficacy and safety of exercise modalities in patients with knee osteoarthritis. BMJ. 2025;391:e085242. DOI: 10.1136/bmj-2025-085242

4. Kitagawa T, et al. Effectiveness of exercise therapy in patients with knee osteoarthritis. BMJ Open. 2025;15:e093163.

5. Messier SP, et al. Effects of intensive diet and exercise on knee joint loads, inflammation, and clinical outcomes. JAMA. 2013;310:1263-1273. DOI: 10.1001/jama.2013.277669

運動の安全性は、心臓・呼吸器・腎臓・神経疾患、手術歴、薬剤などによって異なります。運動中の胸痛、強い息切れ、めまい、急激な膝の腫れがある場合は中止し、医療機関へご相談ください。

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