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レントゲンで変形していても歩けなくなるとは限らない|変形性膝関節症を正しく知る|札幌 琴似

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レントゲンで変形していても歩けなくなるとは限らない|変形性膝関節症を正しく知る|札幌 琴似

レントゲンで変形していても歩けなくなるとは限らない|変形性膝関節症を正しく知る|札幌 琴似

2026/07/22

ホームブログ膝の痛み・変形性膝関節症

変形性膝関節症 全5回シリーズ・第1回 | 理学療法士が文献ベースで解説

「膝が変形しています」と言われ、将来歩けなくなるのではないかと不安になっていませんか。変形性膝関節症は、画像だけで痛みや将来が決まる病気ではありません。変形していても改善できる部分があり、適切に動くことが長く歩くための第一歩です。

監修:リハビリジム プライズネス(理学療法士) / 最終更新日:2026年7月22日 / 読了:約10分

強い不安を感じている方へ
変形性膝関節症は慢性疾患ですが、「診断されたら悪化する一方」「必ず手術になる」という意味ではありません。急激な腫れや外傷などを除き、状態を評価して適切に運動することで、痛みと生活機能の改善が期待できます。

第1回:レントゲンで「変形」と言われても、すぐ歩けなくなるわけではない

診察室で「軟骨がすり減っています」「変形性膝関節症です」と言われると、多くの方が「これから悪くなる一方なのでは」「最後は必ず手術になるのでは」と不安になります。ですが、変形性膝関節症は、画像だけで将来が決まる病気ではありません。

古くから、レントゲン上の変化と痛みには大きなずれがあることが報告されています。変形があっても痛くない膝があり、反対に画像上の変化が比較的軽くても強く痛む膝があります。痛みは、軟骨の厚さだけではなく、骨、滑膜、半月板、筋力、関節の硬さ、睡眠、恐怖、不安、神経の過敏化などから生まれます。

変形を完全に元へ戻せなくても、痛み・歩行・階段・外出能力は改善できます。
まず知ってほしいのは、「変形している」と「何もできない」は同じ意味ではないということです。

変形性膝関節症は、軟骨だけの病気ではありません

WHOは変形性関節症を、痛み、腫れ、こわばり、動かしにくさを生じる慢性疾患として説明し、関節周囲の筋肉や組織も影響を受けるとしています。痛みで動かなくなると筋力が落ち、さらに身体活動が難しくなるという悪循環が起こります。

膝の痛みに関係する主な要素
・関節内の炎症や骨への負担
・膝が最後まで伸びない、十分に曲がらない
・大腿四頭筋、殿筋、ふくらはぎの筋力低下
・片脚へ体重をかけられない
・歩幅や歩行速度の低下
・睡眠不足、抑うつ、不安、痛みへの恐怖
・体重、仕事、過去のけが、生活習慣

画像よりも「今、何に困っているか」が治療の出発点

2024年のオーストラリア臨床ケア基準では、典型的な変形性膝関節症は症状と診察から判断でき、画像検査は常に必要なわけではないとされています。画像は重要ですが、画像だけを見て治療を決めるのではなく、痛みの出方、生活上の困りごと、本人の目標を確認することが必要です。

「レントゲンが悪いから、なるべく使わないでください」と一律に考えるのは適切ではありません。
動かさない期間が長くなるほど、筋力・持久力・自信が失われ、かえって歩ける距離が短くなることがあります。

痛みがあるとき、どこまで動いてよいのでしょうか

膝が痛い方に必要なのは、痛みを無視することでも、痛みがゼロになるまで休むことでもありません。運動後の腫れや翌日の反応を確認しながら、負荷を調整していくことです。2024年の臨床ケア基準は、重度の膝関節症でも運動は安全であり、痛みに合わせて調整して継続できるとしています。

比較的よくある反応
運動中の軽い違和感、使った筋肉の疲労、短時間で落ち着く痛み

早めに医療機関へ相談したい反応
急激な腫れ・赤み・熱感、発熱、外傷後に体重をかけられない、膝が完全にロックする、ふくらはぎの腫れや息苦しさ

「最後は手術」と決まっているわけではありません

人工膝関節置換術は、適切な保存療法を行っても強い痛みと生活制限が続く方にとって有効な選択肢です。しかし、診断された人が全員手術になるわけではありません。運動、体重管理、薬物療法などで症状を管理しながら、長く生活している方も大勢います。

大切なのは、手術を避けることだけを目標にして無理を続けることでも、画像だけを理由に急いで手術を選ぶことでもありません。痛み、機能、生活目標、これまで行った治療を整理し、必要な時期に適切な相談をすることです。

初回相談で確認したいこと

  • 痛みが出る動作と、痛みが落ち着く条件
  • 膝がどこまで伸び、どこまで曲がるか
  • 椅子からの立ち上がり、階段、歩行速度
  • 膝伸展筋力と股関節・体幹の筋力
  • 外出、買い物、趣味で諦めていること
  • 運動後の腫れや翌日の痛みの変化
「悪くなるのが怖いから動けない」という不安も、相談する理由になります。
まず身体を測り、何が弱く、何が保たれているかを知ることで、漠然とした不安を具体的な対策へ変えられます。

リハビリジム プライズネスでできること

プライズネスでは、画像の重症度だけではなく、膝の可動域、膝伸展筋力、立ち上がり、歩行、姿勢、足圧、バランスを確認します。そのうえで「買い物へ行きたい」「旅行を続けたい」「手術を避けたい」「手術後の歩きを良くしたい」といった希望に合わせて運動を組み立てます。

「変形しているから仕方ない」と諦める前に。
今の筋力・歩行・可動域を確認し、改善できる部分を一緒に探します。病院で診断を受けたばかりの方、ご家族からの相談も歓迎しています。
完全予約制/地下鉄東西線「琴似」駅 徒歩約5分(札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階)

参考文献

1. World Health Organization. Osteoarthritis. 2023. WHO fact sheet

2. Hannan MT, et al. Analysis of the discordance between radiographic changes and knee pain in osteoarthritis of the knee. J Rheumatol. 2000;27:1513-1517. PMID: 10852280

3. Finan PH, et al. Discordance between pain and radiographic severity in knee osteoarthritis. Arthritis Rheum. 2013;65:363-372. DOI: 10.1002/art.34646

4. Australian Commission on Safety and Quality in Health Care. Osteoarthritis of the Knee Clinical Care Standard. 2024.

5. National Institute for Health and Care Excellence. Osteoarthritis in over 16s: diagnosis and management. NG226. 2022.

本記事は一般的な健康情報であり、個別の診断・治療に代わるものではありません。急激な腫れ・発赤・発熱、外傷後の強い痛み、膝が完全にロックする、片脚に体重をかけられない、ふくらはぎの腫れや息苦しさがある場合は、早めに医療機関へご相談ください。

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リハビリジム プライズネス
〒063-0812
北海道札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階
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