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退院後に体力が戻らないのはなぜ?入院で落ちた筋力の“戻し方”を文献で解説|札幌 琴似

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退院後に体力が戻らないのはなぜ?入院で落ちた筋力の“戻し方”を文献で解説|札幌 琴似

退院後に体力が戻らないのはなぜ?入院で落ちた筋力の“戻し方”を文献で解説|札幌 琴似

2026/07/08

ホームブログ病院リハビリ卒業後の不安

病院リハビリ卒業後の不安 | 理学療法士が文献ベースで解説

退院して数週間、あるいは数か月。「そのうち戻るだろう」と思っていたのに、前のような体力に戻らない。歩くのが遅い、すぐ疲れる、階段がつらい――。それは、気のせいでも、怠けでもありません。研究で説明できる、はっきりした理由があります。そして何より、落ちた力は、何歳からでも取り戻せます。

監修:リハビリジム プライズネス(理学療法士) / 最終更新日:2026年7月8日 / 読了:約7分

なぜ、退院後に体力が戻らないのか

理由は、大きく分けて2つあります。

① 入院中の安静で、筋力が“急落”している
入院すると、寝て過ごす時間が一気に増えます。この不活動が、想像以上に体を削ります。

② 退院後も活動量が戻らず、落ちたまま固定される
「無理をしないように」と家で安静にしているうちに、動く量が減ったまま定着してしまいます。

文献・研究では:安静の“代償”は大きい

健康な高齢者を対象にした研究では、わずか10日間ベッドで安静にしただけで、脚の筋力が約15%、脚の筋肉量が約1kg減少しました。しかも、この期間の筋肉の減り方は、通常の加齢の3〜6倍の速さだったと報告されています(Kortebeinら)。つまり入院中の安静は、数年ぶんの衰えを一気に招くことがあるのです。

さらに高齢の方では、入院をきっかけに生活の動作(歩く・立つ・着替える)そのものが低下し、退院後に自然には元へ戻りにくいことが知られています(入院関連機能低下)。だからこそ、「待っていれば戻る」ではなく、意識して取り戻す運動が必要になります。

文献・研究では:何歳からでも、取り戻せる

ここが、いちばんお伝えしたいことです。落ちた筋力は、適切な運動――とくに少しずつ負荷を上げていく筋力トレーニング(漸進的レジスタンス運動)――で、取り戻すことができます。

有名な研究があります。平均87歳の虚弱な高齢者100人が10週間の筋力トレーニングを行ったところ、歩く速さ・筋力・階段を上る力が改善しました。別の研究では、90歳を超える方でも筋力が大きく向上し、杖が要らなくなった人もいたと報告されています(Fiataroneら)。
「もう歳だから」ではありません。筋肉は、いくつになっても運動に応えてくれます。

加えて、運動にたんぱく質をしっかり組み合わせると、筋肉づくりがさらに進むことも分かっています。ただし、やり方や量を誤ると逆効果なので、「安全に・段階的に」が鉄則です。

戻れていないサイン(セルフチェック)

  • 椅子から立つとき、手をつかないと立ちにくい
  • 片脚立ちがふらつく/歩くのが遅く、すぐ疲れる
  • 階段、とくに下りがつらい・怖い
  • 退院前より、外出や買い物の回数が減った

当てはまっても、落ち込む必要はありません。早く動き出すほど、取り戻すのも早いのです。

やってはいけないこと

  • 「そのうち戻る」と、安静を続ける 落ちた力は、自然にはなかなか戻りません。
  • 「歩くだけ」で十分だと思い込む 散歩は大切ですが、落ちた筋力を戻すには筋力トレが必要なことがあります。
  • 自己流で、いきなり負荷を上げる 焦ると、痛みやケガでかえって遠回りになります。

リハビリジム プライズネスでできること

プライズネスは、病院リハビリの“続き”をサポートする場所です。理学療法士が、退院後に落ちた力を安全に取り戻すお手伝いをします。

  • どこがどれだけ落ちたかを“見える化” AI歩行解析・姿勢解析、足圧測定、筋力測定で、現状を客観的に確認します。
  • 段階的に、安全に戻す 文献で効果が示された筋力トレと歩行練習を、あなたの状態に合わせて無理なく組み立てます。
  • 「元の生活に戻る」まで伴走 歩く・立つ・外出する力を取り戻し、自分らしい毎日へ。
まずは、今の歩行・筋力を確認してみませんか?
退院後に体力が戻らないと感じている方は、一度ご相談ください。理学療法士が状態を確認し、安全に運動をサポートします。
完全予約制/地下鉄東西線「琴似」駅 徒歩約5分(札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階)

参考文献

1. Kortebein P, et al. Effect of 10 days of bed rest on skeletal muscle in healthy older adults. JAMA, 2007/Functional impact of 10 days of bed rest. J Gerontol A, 2008.(10日の安静で下肢筋力が約15%、脚の筋肉が約1kg減。筋肉減少は加齢の3〜6倍速)

2. 入院関連機能低下(hospital-associated disability):高齢者は入院後にADL・身体機能が低下し、回復が不完全なことがある(Covinsky KE/Boyd CM ほか)。

3. Fiatarone MA, et al. Exercise training and nutritional supplementation for physical frailty in very elderly people. N Engl J Med, 1994.(平均87歳の虚弱高齢者で10週の筋力トレにより歩行速度・筋力・階段パワーが改善)/Fiatarone MA, et al. JAMA, 1990.(90歳超でも筋力が大きく向上)

4. Cermak NM, et al. たんぱく質補給は筋力トレによる筋肉増加を高める(メタ解析). Am J Clin Nutr, 2012./Liu CJ, Latham NK. 漸進的レジスタンス運動は高齢者の筋力・身体機能を改善. Cochrane Database Syst Rev, 2009.

本記事は一般的な健康情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療に代わるものではありません。手術後・退院後の運動は、主治医の許可や指示を優先してください。強い痛み・息切れ・発熱・急な体調の変化がある場合は、まず医療機関にご相談ください。

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リハビリジム プライズネス
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