「デイサービスはまだ早い」でも足腰が心配な方へ|介護になる前にできること|札幌 琴似
2026/07/13
介護になる前にできること | 理学療法士が文献ベースで解説
「デイサービスは、まだ早い」。「でも、足腰は確かに弱ってきた」。この“あいだ”で、行き場を失っている方がとても多いのです。介護保険を使うほどではない。かといって、普通のジムには不安がある。実は、この時期こそ――いちばん取り返しがきく、大切な時期です。この記事では、その理由と、いま何をすればよいかを、研究をもとに解説します。
監修:リハビリジム プライズネス(理学療法士) / 最終更新日:2026年7月13日 / 読了:約7分
「まだ早い」と「もう遅い」のあいだ
多くの方が、こんな段階にいます。介護が必要なほどではない。でも、階段がつらい。歩くのが遅くなった。外出が減った。転ぶのが少し怖い――。
この時期は、医学的には「フレイル(虚弱)」と呼ばれます。健康な状態と、介護が必要な状態の“あいだ”。そして重要なのは、フレイルは、適切な運動と栄養で“戻れる”段階だということです。ここを逃さないことが、その後の人生を大きく分けます。
文献・研究では:介護のきっかけは「運動器」から
日本の調査(国民生活基礎調査)では、要介護になった原因として、認知症や脳血管疾患とならんで、「高齢による衰弱(フレイル)」「骨折・転倒」「関節の病気」といった“運動器”の問題が、大きな割合を占めています。
つまり、介護が必要になる入口の多くは、「歩けなくなること」「転んで骨折すること」なのです。逆に言えば、ここを守れば、介護になるリスクを減らせます。
「まだ早い」の裏にある、3つの本音
①「介護扱いされたくない」
とてもよく分かります。自立して生きてきた誇りがあります。だからこそ、“介護”ではなく“トレーニング”として体を鍛える場所に意味があります。
②「普通のジムは、不安」
若い人ばかり、器具の使い方が分からない、痛みや持病が心配――。当然の不安です。体を評価できる専門職がいる場所なら、安心して始められます。
③「まだ大丈夫だと思いたい」
その気持ちが、いちばんの落とし穴です。フレイルは、ゆっくり進みます。気づいたときに動いた人だけが、戻れます。
セルフチェック:あなたは今、どの段階?
- ✓椅子から立つとき、手をつくようになった
- ✓歩くのが遅くなった/横断歩道が渡りきれない
- ✓つまずく・ふらつくことが増えた
- ✓外出・買い物の回数が減った
- ✓この半年で、体重が減った/食が細くなった
当てはまるものがあれば、それは「今が動きどき」というサインです。悲観する必要はありません。むしろ、気づけたことが幸運なのです。
やってはいけないこと
- ✕「まだ大丈夫」と、何もしないまま待つ 待っている間に、フレイルは進みます。
- ✕転ぶのが怖くて、動かなくなる 動かないほど、かえって転びやすくなります。
- ✕「歩いているから大丈夫」と思い込む 散歩だけでは、筋力とバランスは十分に鍛えられません。
- ✕骨折してから、あわてて動き出す 転倒・骨折は、要介護の大きな入口です。その前に。
リハビリジム プライズネスでできること
プライズネスは、まさにこの“あいだ”を埋めるための場所です。介護保険を使うほどではないけれど、普通のジムでは不安。その方たちのために、理学療法士がいます。
- “介護”ではなく“トレーニング”として 自立を守るために、前向きに体を鍛える場所です。
- 今の状態を“見える化” AI歩行解析・姿勢解析・筋力測定で、弱点を客観的に確認。数字で見ると、ご本人も納得しやすくなります。
- 「バランス+筋力」を、安全に 研究で転倒予防に効果が示された運動を、理学療法士がマンツーマンで、無理なく組み立てます。
参考文献
1. 厚生労働省「国民生活基礎調査」介護が必要となった主な原因(認知症・脳血管疾患に加え、高齢による衰弱、骨折・転倒、関節疾患などの運動器の問題が大きな割合を占める)。
2. Sherrington C, et al. Exercise for preventing falls in older people living in the community. Cochrane Database Syst Rev, 2019.(バランス+筋力の運動で転倒が約24〜34%減。専門職の指導で効果が大きい)
3. Fiatarone MA, et al. N Engl J Med, 1994/JAMA, 1990.(平均87歳の虚弱高齢者、90歳超でも筋力トレで筋力・歩行が改善)
4. フレイルは可逆的な段階であり、運動・栄養の介入で改善しうる(フレイルに関する各種レビュー)。
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