健康維持と予防のための運動の科学
2024/12/12
現代の健康づくりにおいて、身体活動と運動の重要性はますます注目されています。『健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023』や最新の研究成果から、全身持久力と筋力トレーニングがもたらす具体的な健康効果について詳しく見てみましょう。
全身持久力とは?その重要性
全身持久力は、酸素を体内に取り入れ、それを効率よくエネルギーに変換する能力を示すものです。その指標として用いられる最大酸素摂取量(VO2max)は、肥満、高血圧、高脂血症、虚血性心疾患などの罹患リスクの低下と強い関連があることが明らかになっています。
『身体活動・運動ガイド2023』では、新しい基準値が発表され、性別や年代ごとに適切な目標値が設定されています。これにより、これまで運動に対する誤解を生じさせていた旧基準値との差が修正され、より現実的な運動目標を立てやすくなりました。特に、高齢者でも安全かつ効果的に行える運動強度が明確に示されています。
例えば、週に中強度の運動を50% VO2max程度の強度で行うことが推奨されており、この運動がもたらす健康効果は総死亡率や循環器病死亡率を10–20%低下させるとされています。
筋力トレーニングがもたらす健康効果
筋力トレーニングは、筋力を高めるだけでなく、生活習慣病や循環器疾患の予防にも寄与します。
例えば、週2–3回の筋力トレーニングは、次のような効果をもたらします:
- 血圧の低下: 特に収縮期血圧や拡張期血圧の改善が見られ、長期間の実践でさらに効果が向上します。
- 体脂肪の減少: 内臓脂肪や皮下脂肪の減少を通じて、肥満の予防に繋がります。
- 血糖値の改善: インスリン感受性を向上させることで、糖尿病の予防効果が確認されています。
また、筋力トレーニングと有酸素運動を組み合わせることで、それぞれ単独で実施する場合よりもさらに高い健康効果が得られることも示されています。例えば、総死亡リスクがさらに低下することが研究で明らかになっています。
高齢者におすすめの運動プログラム
高齢者にとって、運動は身体機能を維持し、生活の質を高めるために欠かせないものです。以下は高齢者向けの運動プログラム例です:
- 全身持久力トレーニング: 速歩や軽いジョギングを20–30分程度、週3回行う。
- 筋力トレーニング: 自重を使ったスクワットや軽いダンベル運動を週2–3回実施。
- 柔軟性トレーニング: ストレッチングやヨガを取り入れ、関節の可動域を広げる。
これらの運動を取り入れることで、身体機能の低下を防ぎ、健康長寿を実現することが期待できます。
リハビリジム プライズネスのサポート
リハビリジムでは、最新の科学的根拠に基づいたトレーニングプログラムを提供しています。専門の理学療法士が、姿勢や筋力、柔軟性を細かく分析し、個々のニーズに合わせた運動指導を行います。
高齢者や慢性疾患をお持ちの方に対しても、安全で効果的な運動を提案し、健康的な生活をサポートします。
健康維持と予防のためには、正しい知識に基づいた運動が必要不可欠です。プライズネスで、あなたも一歩先の健康づくりを始めませんか?
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