「変形は止められない」と思っていませんか?
2025/04/17
~変形性膝関節症の進行を防ぐために、今できること~
膝の変形性関節症(OA)は、年齢とともに進行する慢性の関節疾患として知られています。
多くの方が「もう年だから仕方ない」「変形したら戻らない」と感じ、対策をあきらめてしまいがちです。
しかし、近年の研究では、進行を抑える可能性があることも示されています。
この記事では、その背景や考え方を、科学的な視点からわかりやすくお伝えします。
タイトル
膝のOAは、X線所見によりステージ1~4に分類されます(KL分類)。
ステージによって痛みの原因や出方が異なるとされており、たとえば:
- ステージ2(初期):炎症や関節内圧の変化によって痛みが出やすい状態。軟骨の摩耗は始まっているが、関節はまだ柔軟。
- ステージ4(末期):関節裂隙が狭まり、骨と骨が接触。痛みは機械的ストレスによるものが中心。中には「痛みが少ない」人も。
こうした違いは、“画像での変形=痛みの強さ”ではないという現象にもつながります。
(この現象は「Pain-Imaging Discordance」として海外でも研究されています)
◆ 今の段階だからこそできる「進行予防」
膝のOAは、完全に元に戻すことは難しい疾患ですが、
日常生活での「膝への負担のかけ方」や「関節周囲の筋力」などを見直すことで、進行を遅らせる可能性があると考えられています。
具体的には、次のような対策が有効とされています:
- 歩き方や立ち上がり方など、関節への負担を減らす動作の習得
- 太ももやお尻周りなど、関節を支える筋肉の強化
- 筋力バランスや柔軟性、アライメント(骨の並び方)のチェックと改善
◆ 研究から得られるヒント
痛みの程度と画像所見が一致しない理由のひとつに、滑膜炎(関節の内側に起こる炎症)や骨髄浮腫(骨の中のむくみ)など、X線画像だけではわからない要因が関与しているとする研究報告もあります。
また、末期OAの中には、骨棘(こつきょく:関節にできるトゲ状の骨)によって関節が安定し、逆に痛みが軽減している例もあることが指摘されています。
つまり、OAは「構造変化」と「機能的状態」のバランスで成り立っている複雑な病態であり、進行段階によって対策の考え方も変わるということが分かってきています。
◆ まとめ:膝の“今”を知ることが、未来の変化を防ぐ第一歩
膝の状態が気になる方は、まず今のご自身の体の状態を知ることが大切です。
変形があっても痛みが出ない人もいれば、軽度の変化でも強い不調を感じる方もいます。
そして、「変形を完全に防ぐことは難しい」としても、
生活の中でできる“進行予防”は確かに存在するのです。
※📝この記事は、国内外の研究結果やガイドラインをもとに、一般向けの情報提供を目的としてまとめています。体調や痛みが気になる場合は、必ず医師や専門職にご相談ください。
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