腰痛改善の鍵はモーターコントロールエクササイズにあり
2024/08/06
モーターコントロールとは?
モーターコントロールは、NHKの健康番組でも紹介されるなど、最近よく耳にする言葉ですが、実は定義が明確ではなく、使用する人や状況によって意味が変わることがあります。そこで今回は、当店で腰痛のお客様に提供しているモーターコントロールエクササイズについて詳しくお話しします。
モーターコントロールの重要性
姿勢を維持する時や動作を行う際、モーターコントロール(運動制御)は呼吸や床反力、重力などの外力の影響を受けます。これらの外力に対して、予測的に身体を制御し、感覚や視覚、前庭系の情報を中枢神経系が統合して体幹筋を収縮させ、姿勢や動作を制御します。このため、人それぞれ感じ方や筋肉の収縮方法、筋力が異なるため、個別でのエクササイズが重要です。
モーターコントロールエクササイズ
椎間板性腰痛に対して
椎間板性腰痛に対するモーターコントロールエクササイズの目的は、椎間板へのメカニカルストレスを減弱させることです。具体的には、以下のポイントに焦点を当てます。
- 多裂筋の筋活動を高め、椎間板内圧を減弱させる
多裂筋の賦活化により、腰椎の安定性を高め、腰痛を改善します。
2. 骨盤の前傾を促し、腰部での屈曲運動を防ぐ
骨盤の動きを意識し、ハムストリングスの柔軟性を改善することで、腰部への負担を軽減します。
- 急性期の対応
急性期には、損傷による炎症反応が起こっているため、患部への刺激を減らし、炎症反応を助長しないようにすることが重要です。このため、腰部に動きが入らないモーターコントロールエクササイズを選択し、日常生活においても前屈動作を制限するなどの生活指導が必要です。
- 慢性期の対応
慢性期には、強い炎症が治まった後に行う四つ這い位での多裂筋賦活化エクササイズが有効です。このエクササイズでは、骨盤を軽度前傾位に保ちながら股関節伸展運動を行います。これにより、多裂筋の活動を促進し、腰痛の改善につなげます。
また、ハムストリングスの柔軟性改善も重要です。椅座位にて骨盤前傾位を保ちながら膝関節を伸展することで、ハムストリングスの筋緊張を緩め、椎間板への負担を軽減します。
腰痛予防のモーターコントロール
椎間板への過重ストレスを避けるために、以下のモーターコントロールエクササイズを行います。
- 脊椎全体の分節的な伸展
胸椎部から始めて腰椎、最後に脊椎全体を上肢も用いながら伸展させます。この際、多裂筋を常に収縮させることを意識します。
2. 不良姿勢の改善
姿勢を改善し、脊椎全体の動きをスムーズにすることで、腰痛のリスクを減少させます。
おわりに
モーターコントロールエクササイズは、単なる筋活動や運動としてではなく、新たな運動学習やアライメント改善として捉えることが重要です。専門家による評価と指導を受けながら行うことで、効果的な腰痛改善が期待できます。当店では、理学療法士による個別のプログラムを提供し、お客様一人一人に合わせたエクササイズを行っています。
ご相談はこちら
腰痛でお悩みの方、モーターコントロールエクササイズに興味のある方は、ぜひお問い合わせください。専門家があなたの健康をサポートします。
----------------------------------------------------------------------
リハビリジム プライズネス
〒063-0812
北海道札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階
電話番号 : 011-600-6048
札幌でパーソナルトレーニング
札幌で痛みの根本からの改善なら
札幌で病気後の身体をサポート
----------------------------------------------------------------------