膝痛シリーズ【第5回】歩き方で膝が変わる?
2025/06/13
〜“荷重連鎖”と“動作のクセ”が膝に与える影響〜
「ちゃんと歩いてるつもりなのに、膝が痛くなる」
そんな方は、“歩き方そのもの”に膝痛の原因が隠れているかもしれません。
人の体は、すべてがつながって動いています。
特に膝関節は、**股関節と足首に挟まれた“中継地点”**であり、全身の動きのクセやバランスの乱れの影響を最も受けやすい部位なのです。
🔄 下肢の“荷重連鎖”とは?
歩行や階段昇降、立ち上がりなどの動作では、**足から伝わる力が順番に関節を通過していく「荷重連鎖」**が生じます。
例:歩行時の力の流れ
足底 → 足関節 → 膝関節 → 股関節 → 骨盤・体幹
この流れがスムーズであれば、関節に無理なく力が伝わります。
しかし、どこか1つでも機能が低下すると…
- 足部アライメントの乱れ(偏平足・浮き指など)
- 股関節の可動域制限や筋力低下
- 骨盤の傾きや体幹の不安定さ
こうした要因が、膝関節に余計なストレスを集中させる原因となります。
⚠️ 荷重連鎖の“破綻”が膝を壊す
たとえば…
- 足の着地が外側に偏る → 膝が内側に崩れる(ニーイン)
- 骨盤が前傾 → 膝が常に伸びきった状態になり負荷が増す
- 足首の柔軟性が低い → 膝が過剰に曲がって代償動作を起こす
- 偏平足 → 足のアーチが崩れて衝撃吸収力が落ち、**内側から膝が崩れる力(過剰回内)**が働く
✅ 偏平足が膝に負担をかける理由
偏平足では、足のアーチが低下し、足裏からの衝撃がうまく吸収されずに膝まで直接伝わります。
さらに、踵が内側に倒れる(過回内)ことで膝関節のアライメントが崩れ、膝が内側にねじれる(ニーイン)動きが強調されてしまうのです。
その結果、内側の半月板や軟骨にストレスが集中し、変形や痛みの原因となります。
文献:Tateuchi H, et al. Association of foot pronation and knee pain in patients with knee osteoarthritis. Gait Posture, 2015
🦵制御すべき筋肉たち
荷重連鎖をコントロールするには、以下の筋群が特に重要です:
- 中殿筋・大殿筋(お尻):骨盤の安定、膝の内側崩れ予防
- 大腿四頭筋(太もも前):膝の前後安定
- ハムストリングス:ブレーキ機能と膝後方の安定
- 下腿三頭筋・足部筋群:足元からの正しい力の伝達
これらの筋肉が連携して働くことで、膝に過剰なストレスをかけず、スムーズで安全な動作が可能になります。
🏃♀️ プライズネスの動作分析・トレーニング
リハビリジムプライズネスでは、
◎ AIを活用した歩行・姿勢・荷重バランスの可視化
◎ 関節や筋力の偏りを評価
◎ 動作のクセに応じた個別トレーニング指導
を行っています。
「がんばっているのに痛い」ではなく、
「正しく使えば痛まないカラダへ」が、私たちの目指すゴールです。
✅ まとめ:歩き方のクセが膝に負担をかけているかも
- 膝は下肢の中継点。全身の“荷重の流れ”が鍵を握る
- 偏平足や股関節の弱さなど、1か所の乱れが膝痛を引き起こす
- 根本的に改善するには、連鎖を整える「動作トレーニング」が必要
次回(第6回)は、「変形性膝関節症とは何か」をテーマに、
その診断、進行、痛みの仕組みを詳しく解説します。
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