冬の転倒が過去最多 ― 本当の原因は「雪道」だけなのか?
2026/03/06
札幌市の報道によると、
今冬、雪道で転倒し救急搬送された人は約2000人に達し、過去最多となりました。
札幌市消防局のまとめでは、救急搬送者は2日時点で2004人
統計が残る2020年度以降で初めて2000人を超えた
月別では12月が最多とされています。
また年齢別では
- 70代 495人
- 80代 330人
- 60代 349人
と、特に高齢者に多いことが分かっています。
さらに転倒の結果として
- 軽症 1278人
- 中等症 600人
- 重症 86人
と報告されており、
頭部を強く打つなどの事故も少なくありません。
札幌市消防局は、増加の原因として
- 寒暖差が大きい
- 一度解けた路面が再凍結
- 気温が高い日が多く路面凍結が起きやすい
といった路面状況の悪化を挙げています。
確かに、雪道の影響は大きいでしょう。
しかし私は、この問題をもう少し長い視点で見る必要があると感じています。
「冬の転倒」は夏から始まっている可能性
近年の日本の夏は、
命の危険を感じるほどの猛暑が続いています。
その結果、高齢者では
- 外出を控える
- 散歩をやめる
- 日中の活動量が減る
という傾向が強くなっています。
つまり、
夏の活動量が大きく低下している可能性
があります。
身体機能は「使わないと低下する」ことが知られています。
実際に研究でも
身体活動量が少ない高齢者は
- 歩行速度が低下
- 下肢筋力が低下
- バランス能力が低下
- 転倒リスクが増加
することが示されています。
活動量低下 → 筋力低下 → 冬の転倒
身体は非常に正直です。
夏に歩く量が減ると
- 下半身の筋力低下
- バランス能力低下
- 反応速度低下
が起こります。
そして冬になると
滑りやすい雪道に対応できなくなるのです。
つまり
「雪道だから転ぶ」
だけではなく
身体が雪道に対応できなくなっている
可能性もあります。
これは今年だけの問題ではない
札幌市のデータを見ると、
雪道転倒による救急搬送は
近年増加傾向にあります。
背景には
- 高齢化
- 活動量低下
- 猛暑の長期化
といった要因が重なっている可能性があります。
これは一時的な問題ではなく、
今後さらに増えていく可能性のある課題です。
転ばない身体は「冬」に作るものではない
転倒予防というと
- 滑り止め
- 靴
- 杖
などが注目されがちです。
しかし本当に重要なのは
身体機能そのものを維持すること
です。
特に重要なのは
- 下肢筋力
- バランス能力
- 歩行能力
です。
これらは
日常的な活動量
によって大きく左右されます。
まだ歩ける今だからこそ
転倒は突然起こる事故ではなく、
多くの場合
身体機能の低下の結果
として起こります。
そのため
転倒してからではなく
転ぶ前に身体を整える
ことが大切です。
リハビリジムプライズネスでは
理学療法士が
- 姿勢分析
- 筋力チェック
- バランス評価
- 歩行分析
を行いながら
一人ひとりに合わせた運動を提案しています。
まだ歩ける今だからこそ、
身体の状態を知ることが
将来の転倒予防につながります。
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リハビリジム プライズネス
〒063-0812
北海道札幌市西区琴似2条3-1-1 チェストオオイビル3階
電話番号 : 011-600-6048
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