心臓と筋トレ【第3回】 血糖・血圧・コレステロールにどう効く?筋トレがもたらす「体の中」の変化
2026/01/06
これまでの回では、
・筋トレが心臓や血管の健康にも関係すること
・研究の対象はアスリートではなく、私たちに近い一般の方であること
をお伝えしてきました。
第3回では、実際に研究でどのような変化が確認されたのか、
体の「内側」に起きる反応を中心に解説します。
■ 血糖コントロール(HbA1c)への影響
今回のメタ解析では、
レジスタンストレーニングがHbA1cの改善に関与する可能性が示されました。
HbA1cは、過去1〜2か月の血糖状態を反映する重要な指標で、
糖尿病予防や管理の場面で広く用いられています。
筋トレを行うことで、
・筋肉量や筋機能が保たれる
・筋肉による糖の取り込みが促される
・基礎代謝や日常活動量が高まりやすくなる
といった変化が起こり、
結果として血糖コントロールを支える要因になる可能性が考えられます。
■ 血圧(特に収縮期血圧)への影響
研究では、
収縮期血圧(いわゆる上の血圧)が改善する可能性も報告されています。
血圧は心臓・脳・血管すべてに関係する重要な指標で、
わずかな改善でも、将来的なリスク低下につながることが知られています。
「血圧にはウォーキングなどの有酸素運動が良い」
というイメージをお持ちの方も多いと思いますが、
近年は筋トレも含めた複合的な運動の重要性が注目されています。
■ LDLコレステロール(悪玉コレステロール)との関係
さらに、
LDLコレステロールの改善傾向も示されました。
コレステロールというと「食事」の印象が強いですが、
実際には、
・筋肉の活動量
・体組成(筋肉と脂肪のバランス)
・全身の代謝状態
とも深く関係しています。
筋トレによって体の使われ方が変わることで、
脂質代謝にも良い影響が及ぶ可能性があると考えられます。
■ 内臓脂肪の指標(ウエスト・ヒップ比)
今回の研究では、
**ウエスト・ヒップ比(WHR)**と呼ばれる体脂肪分布の指標についても分析されています。
内臓脂肪は、
心血管疾患や生活習慣病リスクと強く関係する要素です。
筋トレによって体幹や下肢の筋活動が高まり、
体脂肪分布に変化が生じることで、
見た目だけでなく「体の中のリスク」にも影響が出る可能性が示唆されています。
■ 大切なのは「劇的な変化」ではありません
ここで強調しておきたいのは、
今回の研究が示しているのは、
・短期間で数値が大きく変わる
・筋トレをすれば薬が不要になる
といった話ではありません。
現実的な運動を、無理なく、安全に、継続した場合に、
体の内側に良い変化が積み重なる可能性がある
という点が、この研究の本質です。
■ まとめ:筋トレは“内科的リスク”にも関わる運動
今回の結果から見えてくるのは、
✔ 筋トレは筋力や見た目のためだけの運動ではない
✔ 血糖・血圧・脂質など、体の内側の健康指標にも関係する
✔ 健康寿命を支える重要な運動の一つである
ということです。
次回の第4回では、
多くの方が気になる
「筋トレの強度は、低い方がいいのか?高い方がいいのか?」
というテーマについて、研究結果をもとに整理していきます。
もし、
・血圧や血糖、コレステロールが少し気になる
・医師から「運動を勧められたが不安がある」
・何から始めればよいか分からない
そんな方は、ぜひ一度ご相談ください。
リハビリジム プライズネスでは、
理学療法士が身体の状態を確認したうえで、
安全性と継続性を重視した運動をご提案しています。
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皆さまの健康づくりをサポートします。
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