心臓と筋トレ【第2回】 血糖・血圧・コレステロールにどう効く? 筋トレがもたらす“体の中”への変化
2025/12/29
これまでの回では、
・筋トレは筋肉だけでなく心臓や血管の健康にも関係すること
・研究の対象者は「特別な人」ではなく、私たちに近い一般の方であること
についてお話しました。
第3回となる今回は、
いよいよ 「実際にどんな効果が見られたのか?」
研究結果の“中身”を少しだけ具体的に見ていきます。
■ 結果①:血糖コントロール(HbA1c)への効果
今回の研究では、
筋トレが HbA1c(ヘモグロビンA1c)を改善する可能性が示されました。
HbA1cは「最近の血糖コントロールの成績表」のような指標で、
糖尿病予防・管理において非常に重要です。
筋トレによって、
・筋肉量が増える
・筋肉が糖を取り込みやすくなる
・代謝が活発になる
こうした体の変化が、
血糖コントロールを良い方向にサポートすると考えられています。
■ 結果②:血圧(特に収縮期血圧)に対する効果
研究では、
収縮期血圧(いわゆる“上”の血圧)が改善する可能性も報告されています。
血圧は心臓や血管への負担そのもの。
少しでも良い方向に動くことは、
・脳卒中
・心筋梗塞
・心不全
などのリスク低下にもつながる、非常に価値の高い変化です。
「運動=有酸素運動だけが血圧に良い」
というイメージを持っている方にとっては、
少し意外かもしれませんね。
■ 結果③:LDLコレステロール(悪玉コレステロール)
さらに、
LDLコレステロールの改善傾向が見られる可能性も示されています。
コレステロールは食事だけの問題ではなく、
・体の代謝
・体組成
・筋肉の活動
こうした全身の機能とも関係しています。
筋トレを通して身体機能が整うことで、
結果的に脂質代謝にもプラスの影響が出てくると考えられています。
■ 結果④:内臓脂肪の指標(ウエスト・ヒップ比)
そしてもう一つ重要なのが、
**ウエスト・ヒップ比(WHR)**と呼ばれる体脂肪分布の指標。
特に内臓脂肪は、
心血管疾患リスクと強く関係していることが知られています。
研究全体として、
WHRが改善する可能性が示されたことは、
「見た目の引き締め」だけではなく
**“体の中の健康リスクが下がる可能性”**を意味します。
■ ポイントは「劇的変化」より「確かな積み重ね」
ここで大切なのは、
・筋トレが“薬の代わりになる”という話ではないこと
・たった数回の運動で劇的な変化が出る話ではないこと
です。
今回の研究は、
“現実的な運動を継続したときに、体の内側に良い影響が出る可能性がある”
ということを、科学的に裏付けてくれたものです。
これは、
「運動を始める理由」として
とても心強いメッセージではないでしょうか。
■ まとめ ― 内科的リスクにも関わる「筋トレの価値」
今回の研究結果から見えてくるのは、
✔ 筋トレは筋肉のためだけではない
✔ 血糖・血圧・コレステロールなど
“内科的な健康指標”にも良い可能性
✔ 健康寿命・生活習慣病予防の重要な柱になる運動
ということです。
次回の第4回では、
「では、強度の違いで効果は変わるの?」
という一番気になるテーマに触れていきます。
もし、
・血圧、血糖、コレステロールが少し心配
・病院で「運動を始めましょう」と言われている
・でも何をして良いのか分からない
そんな方は、ぜひご相談ください。
リハビリジム プライズネスでは、
理学療法士が医学的視点で体をチェックし、
安全性と継続性を考慮した運動をご提案しています。
「不安なく運動を始められる場所」として、
皆さんの健康づくりをサポートします。
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