運動が脳を守る!―認知症予防に効く“心肺持久力”のチカラ 〜
2025/03/31
2025年3月29日、医学界で権威ある雑誌「The Lancet」に、私たちの健康と運動に関する非常に興味深いレビュー論文が掲載されました。タイトルは『運動の神経保護作用と健康的な脳の老化におけるフィットネスの重要性(Neuroprotective mechanisms of exercise and the importance of fitness for healthy brain ageing)』。
この論文では、運動、とくに「心肺持久力(CRF:Cardiorespiratory Fitness)」が、脳の老化予防や認知症リスクの低下に与える驚くべき影響について、多数の研究結果とともに解説されています。
心肺持久力(CRF)とは?
CRFは、心臓と肺がどれだけ効率的に酸素を体全体に届けられるかを表す身体機能の指標で、「最大酸素摂取量(VO2max)」などで評価されます。これは、単なる歩数や身体活動量とは異なり、全身の心肺・筋肉・血管機能の総合的なパフォーマンスを反映する「生理的な体力」です。
CRFが認知症予防に与えるインパクト
- 約3万人を対象にした前向き研究では、CRFを維持・改善した人は、認知症の発症リスクが40%、認知症による死亡リスクが44%低下していたことが示されました。
- CRFの高さは、加齢による脳の萎縮や海馬の体積減少を防ぎ、記憶や学習機能の保持に貢献すると報告されています。
- さらにCRFは、脳血流の維持、神経栄養因子(BDNF)の増加、炎症の抑制、ミトコンドリア機能の改善など、脳を守る多くのメカニズムと関係しています。
どんな運動がCRFを高めるの?
文献では、特に「持久性運動(Endurance Exercise)」がCRFを高めるのに効果的であると記されています。以下のような運動が推奨されています:
- ウォーキング(速歩)
- ジョギング
- サイクリング
- 水泳
- 有酸素マシンを使った運動(例:エアロバイク、クロストレーナーなど)
これらを週3〜5回、1回30分前後、無理のない範囲で継続することが効果的とされています。
また、筋力トレーニングや柔軟体操なども補助的に取り入れることで、転倒予防や運動継続へのモチベーション維持につながります。
なぜ運動が脳に良いのか?
運動によって得られる「脳への良い影響」は、単に体を動かすことによるものではありません。次のような生物学的メカニズムが関与しています:
- 脳血流の増加:脳に酸素と栄養が行き渡りやすくなります
- 神経栄養因子(BDNFなど)の分泌:神経細胞の成長や維持に必要な物質
- 炎症の抑制:慢性炎症が脳の老化を加速させるとされており、それを防ぐ
- 海馬体積の維持:記憶を司る領域である海馬の萎縮を防ぐ
- ミトコンドリアの活性化:脳細胞のエネルギー生産を支える
リハビリジム・プライズネスでできること
プライズネスでは、年齢や体力、疾患の有無に関わらず、個別の体力・柔軟性・筋力・バランス・姿勢などを評価し、一人ひとりに合わせた最適な運動プログラムを提供しています。
また、医療知識をもつ理学療法士が常駐しており、心疾患や整形外科疾患のある方にも安心して取り組んでいただけます。CRF向上を目的とした運動も、無理なく段階的に実施可能です。
まとめ
最新の研究によって、運動は「筋肉や体型」だけでなく、「脳と未来の健康」にも深く関わっていることが明らかになってきました。心肺持久力(CRF)を高めることは、認知症予防のための非常に有力な方法です。
人生100年時代。今からでも遅くありません。今日から、あなたの未来の脳を守る一歩を踏み出してみませんか?
▶ ご興味のある方は、リハビリジム・プライズネスまでお気軽にお問い合わせください。
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