老化でなぜ筋肉は弱る?冬こそ運動が重要!【札幌 琴似 リハビリジム】
2023/01/26
こんにちは札幌市西区琴似にあるリハビリジム プライズネスの理学療法士トレーナー栗谷川です。
当店は理学療法士の資格を持つトレーナーがトレーニングを行うリハビリに特化したパーソナルジムです。
札幌には、理学療法士によるジムや治療院は存在しますが、リハビリに特化したパーソナルジムは当店が初です(自社調べ)。
みなさんは、サルコペニア(加齢による骨格筋量の低下)やフレイル(加齢によって生じる可逆的な身体衰弱)という言葉をご存じでしょうか?
どちらも加齢に伴い筋力低下で身体が弱っていく状態です。
では、なぜ身体が弱っていくのでしょうか?
動く量が減ってくるから?食事の量が少なくなっているから?
どちらも影響してきますが、人間は、常に細胞を新しい状態に保とうとするため、『作る(合成)『壊す(分解)』が体の中でおきています。
これは筋肉や骨などあらゆる細胞でおきます。
筋肉の話をすると、筋タンパク質の合成(同化作用)と分解(異化作用)が常に生じ、栄養の摂取により筋タンパク質の合成が促され、空腹時やストレス、疾患時に分解されます。
この合成量と分解量が等しければ、骨格筋の量は一定に保たれます。
普段であれば、若年者と高齢者の筋肉のタンパク質の合成速度や分解速度に差はありませんが、運動後においては、若年者に比べて高齢者では筋タンパク質の合成反応(同化反応)が減弱すると報告され、これを「タンパク質同化抵抗性」と呼んでいます。
つまり、同程度のアミノ酸やタンパク質を摂取しても、骨格筋の合成量は若年者よりも高齢者のほうが少ないということになります。
合成量が少なくなるということは、筋肉が作られづらい!
つまりは、高齢になると筋肉が作られづらく、壊れる割合が高くなるため、結果的に筋力が落ちていくことになります。
これが高齢者が筋肉が落ちていく一つの原因になります。
では、たくさんお肉を食べたら筋肉つく?
この答えは、高齢者においては、この「タンパク質同化抵抗性」を踏まえた栄養摂取が望まれるため、ただアミノ酸やタンパク質を摂取しても効果的とは言えません。
それは1回当たりの筋タンパク質合成反応には上限があるため、3食でアミノ酸やタンパク質を均等に摂取する工夫が必要になります。
しかし、高齢者では徐々に食事量も減ってきます。
その際は、サプリメントやゼリーなどでアミノ酸やタンパク質の補充も有効と考えられます。
3食バランスよくたんぱく質摂取をこころがけましょう!
そして、もう一つ大事なことは、やはり運動です。
ただ単に散歩をしても筋肉はつきません。やはり必要なことは、筋肉に負荷をかける動きを繰り返し行うレジスタンス運動(筋力トレーニング)は、骨格筋のタンパク質合成反応を刺激する重要な因子であるため、普段の生活に筋力トレーニングを効果的に取り込む必要があります。
人間のからだは、使っていない部分は『不要なもの』と判断し、エネルギーや栄養の配分を他に振り分けるようになります。
冬のように動く時間が少なくなって生活していると、筋肉は弱っていくのは当然ですね。
この冬の時期だからこそ、弱らないようにトレーニングしていきましょう!
『いつまでも、その人らしく、笑顔あふれる生活を!』
Healthy and Happy Life
リハビリジム プライズネスは全力でサポートさせていただきます。
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