敬老の日に考えたい「これからの高齢社会」|65歳以上3624万人、70代も働く時代に必要な“足腰”とは?
2026/09/21
敬老の日に考えたい「これからの高齢社会」
65歳以上は3624万人。70代も働く時代に必要な“足腰”とは?
9月21日は「敬老の日」です。
長年にわたり社会を支えてこられた高齢者の皆さまに敬意を表するとともに、 これからの人生をより元気に、自分らしく過ごしていただくことを考える大切な日でもあります。
そんな敬老の日に合わせて、総務省統計局から 日本の高齢者人口や高齢者の就業についての最新統計が発表されました。
その数字を見ていると、今の日本では 「高齢者=仕事を引退して余生を過ごす人」 というこれまでのイメージが、大きく変わり始めていることが分かります。
2026年、65歳以上は3624万人。日本人の約3人に1人へ
総務省統計局によると、2026年9月15日時点の 65歳以上の人口は3624万人となりました。
日本の総人口に占める割合は 29.6%。 過去最高です。
さらに詳しく見ると、 70歳以上は2911万人で総人口の23.7%、 75歳以上は2168万人で17.7%となっています。
つまり現在の日本では、 およそ4人に1人が70歳以上という社会になっています。
2040年には、65歳以上が34.8%に
高齢化はここで止まるわけではありません。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、 第2次ベビーブーム世代が65歳以上となる2040年には、 65歳以上人口の割合が34.8%まで上昇すると予測されています。
2050年には37.1%です。
実際、人口4000万人以上の39か国を比較すると、 2026年の日本の高齢化率29.6%は世界で最も高く、 イタリア25.6%、ドイツ24.2%を上回っています。
日本は世界に先駆けて、 これまで人類が経験したことのない高齢社会を歩んでいるとも言えるでしょう。
一方で「65歳を過ぎても働く人」は過去最多
今回の総務省の資料で、私たちが特に注目した数字があります。
それが、 65歳以上の就業者数です。
2025年に働いていた65歳以上の人は 943万人。
2004年以降22年連続で増加し、 比較可能な1968年以降で過去最多となりました。
さらに、日本で働いている人全体のうち、 65歳以上が占める割合は 13.8%。
つまり今では、 働いている人のおよそ7人に1人が65歳以上 なのです。
70歳を過ぎても「働くこと」が珍しくない時代
さらに年齢別の就業率を見ると、 社会の変化がよく分かります。
65~69歳では、実に半数以上が働いています。
そして70~74歳でも 3人に1人以上が仕事を続けています。
しかも、これらはいずれも過去最高です。
「65歳=老後」という考え方は変わってきている
これまで日本では、
「60歳や65歳まで働き、その後は老後を過ごす」
という人生設計が一般的でした。
しかし現在は、人生100年時代とも言われます。
65歳になっても、その先には20年、30年という人生があります。
70代になっても仕事を続ける人。
趣味を楽しむ人。
孫と出かける人。
旅行を楽しむ人。
地域活動を続ける人。
さまざまな生き方があります。
長く働く時代だからこそ「足腰」が重要になる
私たちは札幌市西区琴似で、 理学療法士による個別運動指導を行っています。
多くの高齢者の方と接していると、 年齢そのものよりも、 その方の 筋力・バランス・歩行能力・活動量 の違いの方が、日常生活に大きく影響していることを感じます。
同じ70歳でも、 旅行を楽しんでいる方もいれば、 近所への買い物に不安を感じている方もいます。
同じ80歳でも、 自分で地下鉄やバスに乗って出かける方もいれば、 転倒への不安から外出を控える方もいます。
年齢だけで身体の状態を判断することはできません。
「まだ歩けるから大丈夫」ではなく、今の身体を知る
筋力やバランス能力の低下は、 ある日突然起こるわけではありません。
少しずつ進むため、自分では変化に気付きにくいことがあります。
- 以前より歩くスピードが遅くなった
- 階段が以前よりつらくなった
- 立ち上がる時に手を使うことが増えた
- つまずくことが増えた
- 長く歩くと疲れやすい
- 外出する回数が減ってきた
- 転ぶことが少し怖くなってきた
こうした小さな変化は、 身体からの大切なサインかもしれません。
だからこそ、 「痛くなったら」 「転んでから」 「歩けなくなってから」 運動を始めるのではなく、 元気なうちから自分の身体の状態を知っておくこと が重要だと私たちは考えています。
筋力は「生活するための資産」
筋力というと、 若い人がスポーツやボディメイクのためにつけるもの、 というイメージを持つ方もいらっしゃるかもしれません。
しかし高齢期では、筋力はもっと生活に直結します。
椅子から立ち上がる。
階段を上る。
雪道を歩く。
買い物袋を持つ。
バスや地下鉄に乗る。
旅行へ行く。
そして、仕事を続ける。
これらすべてに筋力やバランス能力が関係しています。
健康寿命とは「好きなことができる時間」
「健康寿命」という言葉を聞く機会が増えました。
しかし私たちは、健康寿命を単に 「病気がない期間」 と考えているわけではありません。
自分で歩ける。
行きたい場所へ行ける。
家族や友人と出かけられる。
仕事を続けられる。
趣味を楽しめる。
そんな 「自分のやりたいことを、自分の身体で続けられる時間」 をできるだけ長くすることが大切だと考えています。
敬老の日を「これからの身体」を考える日に
敬老の日というと、 高齢者の方へ感謝を伝えたり、 長寿をお祝いしたりする日というイメージが強いと思います。
もちろん、それはとても大切なことです。
しかし、これほど長寿になった今の日本だからこそ、 もう一つ考えてみてもよいのではないでしょうか。
旅行へ行きたい。
仕事を続けたい。
孫と遊びたい。
夫婦で買い物へ行きたい。
趣味を続けたい。
自分の足で歩き続けたい。
目標は人それぞれで構いません。
大切なのは、その目標に対して 今の身体がどのような状態なのかを知ること です。
リハビリジム プライズネスが大切にしていること
リハビリジム プライズネスでは、 単に運動をするだけではなく、 理学療法士が身体の状態を評価した上で、 一人ひとりに合わせた運動を考えています。
筋力、姿勢、歩行、バランスなどを確認しながら、 「何のために運動するのか」を大切にしています。
筋肉をつけることそのものが目的ではありません。
その筋力を使って、 何をしたいのか。
そこまで一緒に考えることが大切だと思っています。
何歳になっても、自分の足腰で好きなことを。
65歳以上が人口の約3割となり、 70代でも働くことが当たり前になりつつある日本。
これから必要なのは、 単に長生きすることだけではありません。
「自分の足で歩き、自分らしい生活を続けられる時間」を どれだけ長くできるか。
敬老の日をきっかけに、 ご自身やご家族のこれからの身体について、 少し考えてみてはいかがでしょうか。
札幌市西区琴似
リハビリジム プライズネス
理学療法士が、皆さまの 「これからもやりたいこと」を身体づくりからサポートします。
よくある質問
Q. 日本では65歳以上の人はどのくらいいるのですか?
2026年9月15日時点で3624万人です。 総人口の29.6%を占め、過去最高となっています。 つまり、日本人のおよそ10人に3人が65歳以上です。
Q. 70歳以上でも働いている人は多いのでしょうか?
はい。2025年の就業率は、65~69歳が54.5%、 70~74歳が36.2%でした。 70~74歳では3人に1人以上が働いている計算になります。
Q. 高齢になってからでも運動は必要ですか?
年齢だけで運動の必要性を判断するものではありません。 歩行、立ち上がり、階段、買い物、外出などの日常生活には、 筋力やバランス能力が関わります。 体調や持病などを確認しながら、 その人の状態に合った運動を行うことが大切です。
Q. どのような変化があれば身体をチェックした方がよいですか?
歩く速度が遅くなった、階段がつらくなった、 つまずきが増えた、長く歩けなくなった、 外出が減ったなどの変化があれば、 一度現在の筋力やバランス、歩行状態を確認してみるのも一つです。
・総務省統計局「統計からみた我が国の高齢者-『敬老の日』にちなんで-」2026年
・総務省統計局「労働力調査」2025年
・国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(令和5年推計)」
※掲載している人口・就業者数・就業率等は、総務省統計局が公表した資料をもとに記載しています。
※運動の適否や運動量は、年齢だけではなく、疾患、体調、服薬状況、身体機能等によって異なります。
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リハビリジム プライズネス
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電話番号 : 011-600-6048
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