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【プライズネス8月号】90歳まで生きる女性は2人に1人―長寿時代の健康づくりとは

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【プライズネス8月号】90歳まで生きる女性は2人に1人―長寿時代の健康づくりとは

【プライズネス8月号】90歳まで生きる女性は2人に1人―長寿時代の健康づくりとは

2026/07/31

 

女性の2人に1人が90歳まで生きる時代へ
平均寿命と介護の原因から考える「これからの予防医療」

日本では平均寿命がさらに延び、90歳まで生きることも珍しくない時代になりました。 その一方で、介護が必要になる原因を見ると、認知症、高齢による衰弱、 骨折・転倒、関節疾患など、日々の生活や運動習慣と深く関わるものが上位を占めています。 今回公表された結果は、これからの予防医療や介護予防を考えるうえで、 とても有益な情報です。

医学が「長く生きること」を支える時代から、
一人ひとりが長く元気に動ける身体をつくる時代へ。

日本人の平均寿命は、再び延びています

厚生労働省が公表した「令和7年簡易生命表」によると、 2025年の日本人の平均寿命は、男性が81.35歳、女性が87.33歳でした。 前年と比べて、男性は0.25年、女性は0.20年延びています。

男性の平均寿命 81.35歳
女性の平均寿命 87.33歳

平均寿命が延びた背景には、悪性新生物、心疾患、脳血管疾患、 新型コロナウイルス感染症などによる死亡状況の改善があります。 医療技術、治療法、公衆衛生などの進歩によって、 病気で早く亡くなる人は、長期的に減ってきました。

しかし、平均寿命が延びたことは、 すべての人が最後まで健康に生活できるようになったことと同じではありません。 長く生きる人が増えたからこそ、 高齢期をどのような身体状態で過ごすかが、これまで以上に重要になっています。

女性は「約2人に1人」が90歳まで生きる時代

今回の生命表で特に注目したいのが、 90歳まで生存する人の割合です。

男性が90歳まで生存する割合 26.7%
女性が90歳まで生存する割合 50.8%

女性では、出生した人の約2人に1人が90歳まで生存する計算です。 「90歳まで生きること」は、一部の特別な人だけの話ではなくなりました。

65歳時点の平均余命も、男性は19.68年、女性は24.52年あります。 つまり65歳を迎えてからも、男性は約20年、女性は約25年の人生が続く時代です。

長寿は、将来の話ではありません。
現在の40代、50代、60代が、これから20年、30年先まで どのように身体を維持していくかという、今から考えるべき課題です。

平均寿命と健康寿命には、まだ差があります

健康上の制限なく生活できる期間を表す「健康寿命」の直近確定値は、 男性72.57歳、女性75.45歳です。

男性
平均寿命81.35歳 − 健康寿命72.57歳 = 約8.8年の差
女性
平均寿命87.33歳 − 健康寿命75.45歳 = 約11.9年の差

この差を、そのまま全期間で介護が必要になる年数と考えることはできません。 しかし、平均寿命が延びても、身体機能の低下や病気などによって 日常生活に制限を感じる期間が残されていることは確かです。

これからの予防医療で重要なのは、 単に病気を早期発見することだけではありません。 歩行能力、筋力、バランス、身体活動量などを早い段階から確認し、 生活機能の低下を防ぐことも必要です。

介護が必要になる原因から見えること

2025年の国民生活基礎調査では、 要支援になる原因と、要介護になる原因には違いがみられました。

要支援になる主な原因
  1. 1位 高齢による衰弱
  2. 2位 関節疾患
  3. 3位 骨折・転倒
要介護になる主な原因
  1. 1位 認知症
  2. 2位 骨折・転倒
  3. 3位 高齢による衰弱

要支援では「高齢による衰弱」「関節疾患」「骨折・転倒」が上位となり、 要介護では「認知症」「骨折・転倒」「高齢による衰弱」が上位となりました。

もちろん、すべての認知症や骨折、関節疾患を 運動だけで予防できるわけではありません。 しかし、衰弱、筋力低下、活動量低下、バランス能力低下などは、 運動習慣と深く関係します。

足腰の筋力低下が、生活全体に影響する

足腰の筋力低下 活動量低下 転倒・閉じこもり 介護リスクの上昇

足腰の力が落ちると、歩くことや外出が負担になり、 さらに身体を動かさなくなるという悪循環が起こりやすくなります。

活動量や社会参加が減ることは、 身体機能だけでなく、認知機能や精神面にも影響する可能性があります。 そのため、転倒予防だけを目的に筋力をつけるのではなく、 日常生活の活動量を維持するために足腰を鍛えることが大切です。

健康に過ごすための4つのポイント

1.歩く・立つ機会を減らさない

長時間座り続けず、室内でもこまめに立ち上がりましょう。 買い物、家事、散歩なども大切な身体活動です。

2.栄養と水分をしっかりとる

筋力を守るためには運動だけでなく、 主食、たんぱく質、野菜、水分を不足させないことが重要です。

3.筋力トレーニングを行う

立ち座り運動や脚上げ運動など、 身体の状態に合わせて足腰の筋力を保ちましょう。

4.バランス練習を取り入れる

支えを使った片脚立ちや足を前後に置く練習などで、 ふらつきと転倒を防ぐ能力を維持します。

今回の結果は、これからの予防医療を後押しする

これまでの医療は、病気を見つけ、治療し、命を救うことを中心に発展してきました。 その成果によって、多くの人が高齢期まで生きられるようになっています。

これからは、治療に加えて、 病気や介護が必要になる前から身体機能を確認し、低下を防ぐことが さらに重要になります。

血圧や血糖値だけではなく、 筋力、歩行速度、バランス能力、活動量なども定期的に確認する。 そして、低下がみられた段階で適切な運動につなげる。 こうした取り組みが、これからの「攻めの予防医療」には必要です。

今回の平均寿命と介護原因の調査結果は、 運動が単なる趣味ではなく、 将来の自立した生活を支える重要な健康対策であることを 改めて考えるきっかけになります。

長寿時代の健康づくりは、日々の積み重ねから

特別に激しい運動を行う必要はありません。 毎日歩く、立つ、食べる、筋力を保つ、バランスを練習する。 その一つひとつが、将来の生活を支えます。

医学が寿命を延ばしてきた今、 次に必要なのは、延びた人生を自分らしく過ごせる身体をつくることです。

身体の変化を感じてからではなく、今から始めましょう

リハビリジムプライズネスでは、 理学療法士が筋力、歩行、バランス、身体の動きなどを確認し、 一人ひとりの状態に合わせた運動をご提案しています。

最近歩く速度が遅くなった、立ち上がりにくくなった、 転倒が心配になったという方は、お気軽にご相談ください。

見学・体験も受け付けております。

<参考資料>
厚生労働省「令和7年簡易生命表」
厚生労働省「2025年国民生活基礎調査・介護の状況」
健康寿命の直近公表値

※平均寿命、平均余命、健康寿命は、それぞれ定義と算出方法が異なります。
※健康寿命と平均寿命の差を、そのまま要介護期間として解釈することはできません。
※運動による効果には個人差があり、病気や痛みがある方は医師や専門職にご相談ください。

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